COLUMN
コラム

2021.08.22

Vol.1

【防災備蓄】コロナ禍での防災備蓄品入替えの傾向と対策

  • 【防災備蓄】コロナ禍での防災備蓄品入替えの傾向と対策

    - 01

    在宅勤務が社員数が減少。備蓄数量はどうしたら良いのか。

    2020年3月の年度末は、どこの企業もコロナ対策として、アルコール消毒液やマスクの調達に追われていました。そのため、本来であれば、防災備蓄の入替えを行うタイミングだったにも関わらず、先延ばしにしてしまったところが多い様です。

     

    2021年になり、アルコール消毒液やマスクの供給が安定してきたことから、防災備蓄の入替のご相談が増えてきましたが、備蓄品が既に賞味期限切れとなっている事例が多く見られます。

     

    コロナ禍により、防災備蓄のあり方も見直しが必要となりました。

     

    例えば、在宅勤務の導入により出勤者数が減り、一部の企業ではオフィスを縮小したり、移転したり、フリーアドレスに切り替えたりという動きがありました。これにともない、弊社でも、昨年1人ずつのデスクに設置した個人用キットを集約して欲しいというご要望や、在宅勤務の社員用に、新たなセットを組み自宅を配送して欲しいというご要望をいただき、対応をさせていただきました。

     

    在宅勤務がこのまま続くのか、元に戻るのか、出勤している社員の人数が大幅に減っている中、防災備蓄の数量の基準をどうしたら良いのか・・・

    ただでも管理運用が面倒な業務。今、担当者には更なる負荷が掛かろうとしています。

  • - 02

    もし、在宅勤務をしているときに災害が発生したら

    これまでの防災備蓄は、管理をしている総務部のご担当者が出社をしているということが前提でした。

     

    しかし、コロナ禍では、完全に在宅にシフトしないまでも、交代で在宅勤務を行う企業が多く、出社している社員数が少ないとはいえ、万が一自分が出社していない時に災害が発生した場合、どう対応するのか、その点が問題として発生しました。

     

    情報収集や連絡等は、出勤をしていなくても自宅で行うことが可能ですが、備蓄品の配布指示などは、たまたま出勤していた社員に指示をして進めなければなりません。

     

    防災備蓄の何が、どこに、何個あるのか。この管理がきちんとできていないと、誰かに業務を依頼することもできません。

     

    弊社がお買い上げいただいた顧客に提供している「期限管理システム」は、クラウド上に備蓄品のデータを保管していますので、社内のサーバーにアクセスする必要がなく、ネット環境さえあれば、PC、タブレット、スマホなどの様々なデバイスから、備蓄品の状況を見ることが可能です。

     

     

  • - 03

    まだあるコロナ禍での検討課題

    コロナ禍でさらに検討しておくべきことがいくつかあります。

     

    まず、備蓄品の配布の問題。一部の企業は、備蓄品を一人一人のセットにして備蓄していますが、多くの企業は、メーカーから出荷されているロット単位で備蓄をしています。コロナ禍で、密にならずに備蓄品を配布するには、どこに注意をしたら良いか。ある程度マニュアル化を進めておく必要があるでしょう。

     

    次に、交通機関が止まり、社内で待機をしているときに、体調が悪い人が発生した場合の対処。小型のテントや避難所の衝立の様なものを検討している企業も見受けられます。

     

    マスクやアルコール消毒液も、備蓄品として備えておくことも検討が必要です。

     

    会社の環境や、出勤の状況などにより、対応は一律ではありません。想定外の事態とならないように、想像力を働かせて対応を潰し込む必要があるでしょう。

     

    防災備蓄品の入替えのご相談は、実績と知見の豊富な株式会社遠藤防災事務所までお問い合わせください。

     

    「期限管理システム」のご相談は、株式会社遠藤防災事務所までお問い合わせください。