CASE
事例紹介

中長期的な視点で防災備蓄を見直し、企業としての防災対応力を強化したい

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お悩み:中長期的な視点で企業としての防災対応力を強化したい、という課題を解決
  • 状況

    こちらの企業様は、3年周期で人事異動があり、5年に一度の防災備蓄品の入替に際しては、その都度違う担当者が備蓄品の選定を行っていました。

    防災備蓄品の入替えは頻度が少なく、防災の担当者だけでなく、納入業者の担当も変わってしまうことが多く、備蓄品を揃える基本的な考え方や、ステップを踏んで強化していこうというプランが、途中で忘れられてしまうことがあります。

    実際に、倉庫を見させていただくと、何でこれを選んだのだろう?と疑問に感じる様なものが備蓄されている場合があります。例えば、完全に窓が密閉されている高層ビルに発電機があったり・・・

    相見積もりはコストが抑えられる一方で、その都度業者が変わってしまうと、連続性のある取り組みができにくくなります。

    こちらの企業のご担当者様は、中長期的な視点での防災力の強化に繋がりにくいという点で、こうした取り組み方にご不満を感じていらっしゃいました。

  • ご提案内容

    防災備蓄の管理全般を請け負うコンサルタント契約を締結

    当初は納入業者としてご商談をさせていただいておりましたが、弊社の持つノウハウや知見を評価していただき、納入業者としてではなく、コンサルタントとして、客観的な立場で防災計画の推進をサポートし、備蓄品の管理、賞味期限切れ品の入替計画の立案、資機材導入に際しての情報提供、防災訓練などをさせていただくこととなりました。

     

    【コンサルタント業務の一例】

     1.本社・支店の災害備蓄品の在庫・期限管理

     2.防災備蓄計画立案推進に向けた情報提供、サポート

     3.本社及び指定か所の災害備蓄品を使用した災害対策訓練(年1回)

     4.災害備蓄品の最新情報の提供

  • 改善結果

    4月の人事異動後の最新の要員体制を検証し、備蓄品の必要数量の見直しを実施

    個人の特定ができないように、郵便番号だけをいただき、弊社で従業員の居住地を点で落とし込んだマップを作成しご提供しております。これにより本社、支店から勤務者の居住地までの距離、河川などの地形等を考慮し、災害時の帰宅の可否を検証し、現状の備蓄アイテムの強化等のご提案をしております。

     

    一部フロアにかたよっていた本社の備蓄倉庫を各フロアに分散化

    本社は高層ビルの上層に多くのフロアを使用していますが、備蓄倉庫は一部のフロアにしかありませんでした。そこで、組織変更に伴うフロアのレイアウト変更や改装時に倉庫を新設し、計画的に分散化をはかっています。

    必要スペースの算出、倉庫設計、備蓄品の配置プラン、移動計画などのお手伝いを通じて、フロアで働く従業員の方々の安心・安全に向けた取組を、陰ながらサポートさせていただいております。

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